2018年1月12日金曜日

美しい住まいをデザインするツール




イタリア製のキッチンや家具を使った
大規模な住まいの戸建て住宅のリノベーションを進めています。

以前設計監理を担当したクライアント様のご紹介です。

大幅な改装となるため、現状の空間の痕跡は無くなってしまいますが
元々生活空間ではないスペース(といってもかなり広い空間です。)を
使っての大胆な改装です。

設計にはかなり時間をかけて打合せを重ねてきましたので、
コンピューターグラフィックスで作り上げる完成予想図は
写真のようなリアル感があります。

このようなCGを使って設計を進めていくのが
私どものアトリエの特徴です。
無論模型も作りますが、
リノベーションの場合はCGの方がよりわかりやすいようです。

これは完成CGではなく、これを元に細部を打合せして
より一層満足のいくデザインに仕上げていきます。













ソファはMinotti社のもです。













スタジオ クランツォは日々進化しています。







2018年1月6日土曜日

新たな飛躍



新年明けましておめでとうございます。

アトリエは昨年色々なことがあった1年でしたが、
静かに新しい年を迎えることが出来ました。

今年はスタジオクランツォにとって
大きな変化が生まれる年になるかもしれません。

ただ、自分からあれこれ動くのではなく、
流れに身を任せてみようと思っております。

自分なりに色々な経験も積んできました。
若い頃は積極的に動いて道を切り開くことが
生き甲斐でもあり、それなりに達成感もありました。

年齢を重ねていくうちに、調和ということを考えるようになり、
自分が前に出るのではなく、後ろで控える方が、
上手くいくことはたくさんあると思うようになりました。
それは年齢的な経験値から導いた答えかも知れません。

アトリエは一昨年辺りから、海外との交流が増えてきました。
中国本土に足を踏み入れ、その土地の方とも色々と話をしたり
勢いのある建築の現場を見せて頂く機会もありました。

そんな中で海外クライアントの仕事をさせて頂き、
少しずつ私に何が必要なのか見えてきました。

今年は焦りはしませんが、ゆっくりと構え
もう少し広い世界に飛び出したいと思っております。

新しい変化が生まれるようでしたら、
随時ご報告させて頂きますので
何卒、スタジオクランツォを温かく見守って下さいますよう
宜しくお願い申し上げます。

中国の若い仲間達。江蘇省蘇州市「張家港」にて。













2017年12月4日月曜日

光を捕まえる。



昨年から進めている幾つかのプロジェクトは徐々に着工していますが、
一番遅れていたこの南紀のプロジェクトがやっと動き出しました。
現在は準備工事中で、インフラ整備、敷地地均しなどが進んでいます。
基礎工事は新春早々でしょうか。。。。

時間がかかった理由の一つはクライアントのこだわりです。

とても研究熱心で、理想を追い求め、簡単には妥協されません。
お互いにあれこれ考えるうちに時間はどんどん過ぎていきました。

でもまったく焦っていらっしゃらなかったので、
納得のいくプランを作るため、時間をかけ少しずつ、形を整えていきました。
特に光と陰影については並々ならぬこだわりをお持ちでした。
如何に美しい光を捕まえるか。。。。これがテーマです。

年齢的には私よりも先輩なのですが、集中力は半端ないです。

敷地も広いので(6000㎡ほど)時間をあけて何棟か建てたいというご希望もあり、
並行して全体構想をまとめていく作業もあります。
でも敷地の環境が素晴らしいので楽しい時間でもあります。





















































模型の全体像はまだ公表したくないので、
建物を貫通する空間だけを掲載しましたが、
写真でもわかるように本当に美しい湾、海岸などの
風景が点在しています。
海岸線も敷地内なので、この海はプライベートビーチのようなもの。

うらやましい限りです。

2017年11月12日日曜日

守口プライマリーワン



投稿が少し遅くなりましたが、守口市で新たな賃貸集合住宅の工事がスタートしました。

計画地近くには「文禄堤」という大阪の長柄橋あたりから枚方近辺まで、
豊臣秀吉が大名たちに作らせた、淀川の氾濫防止の堤防の痕跡が
この守口に残っています。
堤防は京都までの幹線道路として繁栄し、奈良方面への分岐点でもあり、
その宿場町の名残として古い商家や住宅が幾つか残っています。
そのような歴史がある街なので、今回は「和」を意識した集合住宅としてデザインしました。

外観手摺りには竹林をイメージし、特殊なセラミック塗装を施した
強化ガラスを使用しています。



















エントランスも日本の伝統的な文様を意識した素材や、
日本的な色彩で構成してあります。
かなりリアルなCGを作りましたので、写真と見間違うような出来栄えです。








































完成は2018年9月の予定です。

CG制作は「マッシモ」にお願いしております。







2017年11月5日日曜日

現実を超えるCG



私のデザインする建物は基本的に模型とCG(コンピュータグラフィックス)を使い
設計図が完成するまでに、お客様にプレゼンをします。

模型は外観であるとか、間取りを覗き込んでもらい
空間のカタチを表現する事が主体になります。
模型を作る材料にもよりますが、どうしてもリアルさには欠けます。

その点CGは現実に使用する建築材料を画像としてコンピュータに取り込んだり、
照明器具の光源データを使用しますので、かなり現実に近い空間を表現することが出来ます。

弊社ではアトリエスタッフだけでCGを作ったりしますが、
建築規模が大きく模型では表現が難しい場合や、よりリアルなシーンを要求される場合、
協力してくれるCGクリエーターに依頼することもあります。

最近は数年前あるきっかけで知り合ったイタリア人CGクリエーターに、
重要なCG制作を依頼することが多くなりました。
彼の技術力の高さは本当に素晴らしく、複雑な内容であればあるほど燃えてくれます。

職人気質というのか、イタリア人独特の技に対するプライドというのか、
僕には表現者として願ったり適ったりの有難い人です。

もう写真なのかCGなのか区別がつかない作品を作ってくれます。
画像はある集合住宅のインテリアプレゼンテーションですが、
クライアントとも納得のCGカットです。
この画像を見て、空間にマッチした小物など買い足せると大喜びでした。
























家具類インテリアアイテムは実際に納品するものを作り込んであります。


2017年10月28日土曜日

樹齢300年の欅



京都右京区嵯峨釈迦堂でスケルトンリノベーションしたお住まいには
樹齢300年の欅を使った家具を納入しました。













六甲山の日本欅です。
非常に美しい木目を持ったこの欅は
徳永家具工房にお願いして制作して頂きました。
テーブルの長さは2m、幅は1.1m板厚は80mmあります。
テーブルの脚もこの欅から切り出して作りました。
オーバル(楕円)形に作った足4本だけで、
分厚いテーブルを支えています。
その足の木目が本当に素晴らしいのです。

何かこの木のパワーを存分に感じさせる
特別のオーラがあります。
「生き物」のようなエネルギーを発散しています。

























































このテーブルに合わせる椅子もすべて
日本欅で作って頂き、座面は「雁皮」と呼ばれる
貴重な和紙を編んで頂きました。
このお住まいは床、壁、天井、すべて自然素材を使ってあり、
玄関ドアを開けるとどこか懐かしい匂いがします。



















玄関ホールは天井を取り去り、間接照明を仕込み
米松のルーバーから、暖かい光が零れます。
ギャラリーには徳永さんの椅子を1脚ディスプレイしてあり
麻スサ入りの京錆じゅらく壁には手すき和紙のパネルを飾ってあります。
床は青森の十和田石。

全体が優しさに包まれた穏やかなお住まいです。


2017年10月24日火曜日

超高層階からの眺め


少し落ち着いたので、ブログを更新します。

アトリエではいくつかのプロジェクトが並行して進行しています。

その一つがこのタワーマンション・ペントハウスの改修工事。
改修といってもリノベーションではなく、
新築中の集合住宅の間仕切りや仕上げを変更してもらい
あらたに色々な設備を追加する工事です。

今回はデベロッパーや施工会社の方々の多大な協力を得て
思い切ったデザイン変更が出来ました。

まだ工事は終わったわけではなく、現在色々な仕上げ材を制作中。

最終的に施主様のご了解を頂かないと公表は出来ませんが、
CGも渾身の力を注いで、イタリア人CGクリエーターが制作中です。

先日内覧会がありましたので、
そのフロアへ変更工事の確認に行ってきましたが
さすがに眺望は素晴らしいですね。

街の眺望は掲載出来ますので、せめてそれだけでもUPします。

まずは梅田方面の夜景。この垂直方向の立体感がすごいですよね!













東方面。阪神高速が真っ直ぐ伸びていきます。













南側。遠くにハルカスが見えます。眼下には御堂筋。
夜はイルミネーションがきれいです。













12月には完成する予定ですが、1年以上前から進めてきたこの仕事、
かなりの頻度で東京の家具メーカーに打合せに出かけたり、
インテリアの小物選びからファブリックまでクライアントとずっとあれこれ
相談しながら進めてきたプロジェクトです。