2018年5月15日火曜日

プライム リブ ステーキ



久しぶりに料理のご紹介。



























写真のプライムリブ、
1人前の皿に盛られたお肉は厚さが3㎝~4㎝程、
重さは450~500gほどあります。
大きな塊のローストビーフを低温でじっくりと焼きながら、
注文があるとお店のボスが切り分けます。

味付けはいたってシンプル。
塩コショウのみです。

お皿に添えられた醤油ベースのソース付けて食べますが、
ナイフを入れると肉汁が溢れます。

大きい肉の塊ですが、シンプルな味付けなので、
あっさりと食べれます。
美味しいです。肉本来の味がします。

フィリピン人のお父さんが、ずっと同じ調理方法を守り、
価格も安く提供してます。このお肉で18ドルくらい。。。

治安があまりよくないところなので、
ディナーよりもランチの方がお奨めです。

食べきれない時は皆ランチボックスに詰め込んで持って帰ります。

私の好みのお店「Ray‘s cafe」

2033 N King St、Oahu




2018年4月17日火曜日

「街のサナーレ」を訪ねて




日々の仕事に追われ、なかなかブログを書く時間がありません。

今年は少し仕事をセーブし、じっくりと考える時間を作りたいと思っているのですが。。


先週末、母親の33回忌と中学時代同窓会があるため、長崎へ帰りました。

長崎へ帰る前に寄り道をして見学したい建物もあったので、
思い切って金曜日から3連休することにしたのです。

どうしても見学したい建物は佐賀県伊万里市にある「街のサナーレ」という施設。

「人生フルーツ」という津端修一さんご夫妻の日常を撮り続けたドキュメンタリー映画も中に
最後に搭乗する建物です。

90歳で亡くなられた津端さんが人生最後の建物として、
無償で計画された木造の建物達で、
以前からその依頼があるかのように、構想を密かにあたためられてようで
わずか二日で草案をまとめられ施設関係者に渡されたそうです。

それから2か月後、津端さんは眠るように逝かれました。

映画の中ではそのスケッチだけが紹介されただけでした。
なので、出来上がった建物を是非見学したかったのです。

穏やかに晴れた日電車を乗り継ぎ、
少し海の湿り気のある風に吹かれながら
「街のサナーレ」へ到着しました。

































施設内にあるカフェで少しやすんで、建物をじっくり眺めていました。
目を閉じると津端さんご夫妻の声が聞こえるような気がするし、
津端さんの胎内にいるような不思議な気持ちになります。

トップライトkら優しい光が落ちる空間は、
そこにいるだけで涙が溢れそうになります。



























普通の空気が流れ、当たり前の時間が過ぎることが、
こんなにも美しく素敵な事なんだと、あらためて思います。

ぼんやりとその雰囲気に包まれていると、
しばらくして施設長の方が声をかけて下さいました。

空間の中に溶け込んでいたので、すぐに声はかけられなかったそうです。

施設長に案内して頂き、敷地内のいくつかの建物を見学させて頂きました。
施設と周辺の街とは隔てるものが何もないため、
近所の方や幼稚園児、小学生らが普通に敷地に入ってきます。
それを見ていて、建物の配置も含め、開かれた空間の在り方が
とても自然で穏やかで、違和感なくと溶け合うのが素晴らしいと思いました。

津端さんが長い間突き詰めておられた理想の人間関係が
そこにあるように感じました。
そのことを理解して施設を作られた病院関係者の方々の
信念も素晴らしいと思います。

心温まる素敵な一日でした。



2018年3月8日木曜日

洗練された住まいを作る



アトリエではいくつかのプロジェクトが同時に進んでいます。
リノベーション、新築住宅、集合住宅、特注家具の制作等々。
それぞれに特徴的なデザインで似たような建物は一つもありません。

クライアントのライフスタイル、地域制、規模、構造などが異なるので
当然コンセプトもそれぞれです。
私自身も同じデザインにはしたくないという思いもあります。
クライアントの皆様もいい意味で強烈な個性をお持ちの方が多いので、
互いの意見をぶつけ合いながらの作業ということになります。

こちらもその時に最高の設計で仕上げたいという思いもあるからですが、
現実には相当の作業が必要で、ほとんど休む暇はありません。
でもまあ楽しいからやっているのですが。

本日はMinottinoのソファやEuromobilのキッチンを使用するお住まいの
ちょっとスマートなスライディングドアのメーカー打合せ。

昨年暮れに竣工した「都心のペントハウス」でも使用した建具を
このプロジェクト用にアレンジするので、クライアントにご参加頂き
詳細な打合せを行いましたが、とても気に入って頂いたようです。
結果、当初使用しない予定だった扉もこのドアに変更することに。。

CGではその扉を開いた状態にしてあるので、
まったくわかりませんが、ウォールナットのルーバー部分に格納されています。

現場の方も着々と工事は進んでおります。

 CGと同じアングルの施工中現場。


CGに使ってあるタイルは現在ポルトガルから船で輸送中。
壁の仕上げはmarmorinoというイタリアン漆喰を使います。



2018年2月20日火曜日

見えない力



アトリエの名称
STUDIO CURANZIOのロゴの上には小さく
architecture++CGdesign と記載されています。

これは設計・建築デザインに加え、CGデザインが私どもの
重要な仕事ですと公にしているのですが、
納得のいくCGを作ることはなかなか大変な作業なのです。


イタリア家具ブランドMolteni&Cを中心にした
ペントハウスのインテリアデザインCG(2017年12月竣工)




















イメージが固まった時点で、私の頭の中にある完成予想の映像を
脳から直接パソコンに接続し、画像をクライアントにご覧頂けたら
もっとスムーズに打合せが進むだろうし、互いの感覚的な整合性について
確認作業が出来るハズと考えていました。


Molteni&Cの家具・システム収納家具と無垢の板材で壁面を
構成したインテリアデザインCG(2017年12月竣工)




































ただ、その頭の中を理解してくれる表現者が中々現れなかったのです。
それも相当なリアリティで表現してくれるクリエーターが。

3年程前、アトリエに1通のスペイン語のメールが届きました。
たまたまアトリエスタッフに多少スペイン語を理解する女性がいたので
内容を確認してもらうと、CGの売り込みでした。
それも日本の大阪に在住するイタリア人。
売り込みだから大したことは無いだろうと思っていたのですが、
彼のポートフォリオを覗いてみると、世界的に有名な建築家と協働した作品が
ずらりと並んでいて大変驚きました。

僕の小さなアトリエでは彼と仕事を一緒にやるのは金銭的にも無理だなと
思っていたのですが、でもとても彼に興味があったので、
一度アトリエに遊びに来ないかと連絡したのが、クリエーター「マッシモ」との
付き合いの始まりです。
それにトスカーナ州の出身で、食べることが大好きという、
私には願ったり叶ったりの人でした。
デザインのセンスも方向性が近いこともあり、互いに言葉で理解をすること以上に
感覚でわかりあえる「目に見えない力」を持った頼もしいパートナーでした。

幸いにも彼が初めてアトリエに来た日、
たまたまクライアントから新しいプロジェクトの依頼があり、
これも何かの縁だと思い、彼にそのプロジェクトのCGを任せてみようと決断しました。

そして出来上がったCGを見た時、誰もが驚きました。
一様に「写真」と思うほどリアルなCGでした。
私以上にクライアントがとても喜んでくれたのです。


イタリア家具ブランド「minotti」のソファと
イタリアキッチン「Euromobil」を使ったインテリアCG
シャワーカランやソファのリアルな表現
バスルームやパウダールームの美しい佇まい。
(現在工事中のプロジェクト)

 

 























現在、彼には多くのCGを制作して貰ってます。
私のプロジェクトCGはすべて彼が作っています。スタッフが作るCGもありますが、
クライアントに決断をお願いする時は絶対的な力が必要なのです。
私の頭の中を覗いて頂くツールが。。。

2018年2月14日水曜日

千年チェア


 
 
マイナーチェンジしたHPの表紙に使っている写真。

「嵯峨野別墅(べっしょ)」のインテリア写真ですが、
ギャラリーの繊細な縦格子越しに見える黒い背もたれのソファ、
それが「千年チェア」。徳永家具工房の徳永順男さんの代表作です。

7~8年前だったか、徳永さんが京都で個展を開催された時に初めて見て、
その存在感と迫力に圧倒され、いつかどこかで使ってみたいと思ったソファです。

「嵯峨野別墅」の施主は当初この椅子も含め、「欅」を使う家具に難色を示していました。
あまり良い欅を見たことが無かったので、とても印象が悪いという理由だったのですが、
思い切って徳永さんの吉川の工房を一度見に行かないかと誘ってみました。
彼の工房は欅を使った家具が多いので、見てもらってダメだったら、
木の家具を「嵯峨野別墅」に使うことはあきらめようと思っていました。

本当は彼の家具をあちらこちらにレイアウトすることで、
インテリアを完成させるように建築の内装をデザインしてあったのですが。

クライアントは工房に一歩足を踏み入れた瞬間、欅の大ファンになってしまいました。
その場でダイニングテーブルや椅子などをオーダーされ、
まずはその出来栄えを確認してみることにしたのです。

数か月後完成し、運び込まれた家具を見て、クライアントご夫妻は大変感激され
この木の持つ温もりに惚れこまれました。

そして、とうとうリビングに置くソファ「千年チェ」をオーダーしてくださったのです。
そのソファも昨年暮れに納めましたが、それでもまだ色々と欲しいということで、
現在はソファに合わせる座面の低い椅子たちに加え、
新たに徳永さんと私でデザインを考えた数竿のチェスト類などを制作中です。

この嵯峨野別墅は春の桜、秋の紅葉を楽しむための住まいですが、
その季節になるとご友人たちをお迎えするゲストハウスのような役割を担います。

これから先、この空間を楽しんで頂く事で、京都嵯峨野の素晴らしさを
新たに発見頂けたらと心から願っております。


「十和田石を敷き込んだギャラリー越しに見る千年チェア。
細い桟だけで構成した障子。摺り上げ障子になっています。
障子戸の和紙は沖縄の月桃を漉いた「月桃紙」
素朴な風合いで麻すさを練り込んだ京壁によく合います。」



















独特の存在感に満ちた「千年チェア」
アーム部分は欅、背もたれは檜を芯に黒革を巻いてます。
座面は鉄染した栗の一枚板。
ティーテーブルも欅ですが、「カンナフィニッシュ」仕上げにしてあり
周辺がうっすらと曲面して盛り上がり、置いたモノが転げ落ちないようになってます。




2018年1月31日水曜日

「和」のかたち




「嵯峨野別墅」のお住まいから数百メートル離れた、ご友人のお宅。

庭には桜の古木が枝を広げ、竹林の向こうには嵐山を望みます。



























リノベーションプランを考えてプレゼンテーションするように依頼されています。

期限は桜が満開になるまで。。。。

昨年10月下見に伺ってから、あれこれと悩んでいます。
一度プランを完成させたのですが、何だか納得がいかず、
白紙に戻して再思考。

自由にプレゼンしてくださいと言われているだけに、
納得がいかないものは当然提出出来ません。

同じ和のテイストでありながら「嵯峨野別墅」のインテリアデザインとは
異なるデザインにしなければ、それぞれのクライアントに申し訳がない。

そんな事を考えながら、時間だけが過ぎていきます。

他にもこの場所から1キロも離れていない場所で、
別の大規模プロジェクトが進行しています。

全てが和テイストであることから、しっかりしたコンセプトを構築する必要があります。
その考え方に基づいて、ブレないように基本デザインを進めていく。

気を引き締め、
それぞれのクライアントに喜んで頂ける内容にしなければなりません。。が、
あと二人分身と時間が欲しい。


2018年1月12日金曜日

美しい住まいをデザインするツール




イタリア製のキッチンや家具を使った
戸建て住宅の大規模なリノベーションを進めています。

以前設計監理を担当したクライアント様のご紹介です。

大幅な改装となるため、現状の空間の痕跡は無くなってしまいますが
元々生活空間ではないスペース(といってもかなり広い空間です。)を
使っての大胆な改装です。

設計にはかなり時間をかけて打合せを重ねてきましたので、
コンピューターグラフィックスで作り上げる完成予想図は
写真のようなリアル感があります。

このようなCGを使って設計を進めていくのが
私どものアトリエの特徴です。
無論模型も作りますが、
リノベーションの場合はCGの方がよりわかりやすいようです。

これは完成CGではなく、これを元に細部を打合せして
より一層満足のいくデザインに仕上げていきます。













ソファはMinotti社のもです。













スタジオ クランツォは日々進化しています。