「記憶の家」で進めている南側の塀工事。
もう数日で完成します。
今日はその進捗状況を確認しに「たつの市」の現場へ伺いました。
まだ住まいが建つ前なので蛇籠とコールテン鋼の塀が接道から見えていますが
長さ24メートルもある平屋の建物が完成するとまったく見えなくなります。
切り取ったコールテン鋼のピクチャーウインドウから、田畑の美しい様子が見えるのですが
それはリビングダイニング、和室、寝室、通り土間からだけのお楽しみになります。
地元の栗石。まだ埃を被っていますが、最後に洗うと美しい色合いが甦ってきます。
建物との間の庭になる部分には木立を植える予定ですが、じっくりとこの風景に
相応しい木々を選びたいと思ってます。
モダンアートのようなコールテン鋼の開口部。思い描いてた通りの風景がそこにありました。
錆が定着すると、どんな景色が見えるのだろう?
この日々変化する切り取られた風景は建築主の「Yさんご一家」だけのもの。
なんとも羨ましい。
長さ6メートルあるフルオープンの縁側にごろんと横になれば、
この開口から気持ちのよいそよ風が入ってきます。
完成は来年3月の予定ですが、お施主様、施工会社、そして私達も楽しみながら
仕事が出来そうです。