2014年6月29日日曜日

この数日



昨日(土曜日)は「削ぎ取られた風景」のお施主様と、
最終的な請負金額予算を詰める打合せを
新大阪にあるお施主様のオフィスで行ないました。
とてもゴージャスで洗練されたオフィスですごくカッコいいです。

今週からブラジルへ出かけられるため、
どうしてもその前にある程度予算を確定し、
工務店サイドと仕様等の確認をしておきたかったのです。

そして本日(日曜日)は工事が始まった「Linea Parallela 」の現場確認と
施主ご夫妻と打合せのため敦賀へ向かいました。

何だかバタバタとして、施主様との打合せが1ヶ月ほど空いてしまいました。
Tさん申し訳ありませんでした。
もちろんその間、スタッフが現地で配筋検査等行なっていますが。。

お施主様とお会いするのがお久しぶりでした。














現場は2日程前にベースコンを打設した後で、
スッキリと片付いていましたが、とても広く大きい平屋の建物です。
写真は丁度アプローチ側の前庭になる辺りからみた基礎。
右側にリビングダイニング、左側にプライベートスペースが
広がります。

下の写真は大きな中庭側から見た建物基礎。
丁度、土の部分の真ん中辺りに6m程あるシンボルツリーを
植える予定です。
雨が少ないので助かります。7月中旬に上棟を予定しております。
写真の真ん中辺りにお施主様がいらっしゃるのわかりますかね?




























明日は京都市伏見区で計画しているイタリアンバール
「大扇食堂」の引渡し前の最終検査を予定しております。
あと一息なので、必死で頑張らないと!

また、あっという間に6月が終わってしまいます。
なんでこんなに日にちが早く過ぎていくのかな。時間が欲しい!!
7月は少し落ち着いて仕事が出来るはず。。。。。です。


2014年6月26日木曜日

作品賞受賞!



日本漆喰協会主催の第9回作品賞募集コンペにおいて
兵庫県たつの市に計画した「記憶の家」が作品賞を受賞しましたと
協会からご連絡を頂きました。
正式な発表等は9月に協会HP上で、また表彰式は熊本市で
行なうとのことでした。


























施主の「Yさん」おめでとうございます。
多分、お二人で左官屋さん指導の下、
壁を仕上たのがよかったのかも知れません。。。














日本の伝統的な左官材料である漆喰を内・外装に使用した建物の
コンペなのですが、この「記憶の家」では漆喰の他に
沖縄の月桃紙を使った壁紙や無垢の木材、その木材の保護剤である
自然オイルのエゴマ油(荏ゴマの実)を柱や建具、無垢のフローリングに
ご家族と私どものスタッフ総出で塗りこみました。
それもまた今となっては楽しい思い出です。

「記憶の家」のことはHPや僕のブログにたくさん書いてありますが、
内外部空間に優しさや家族の温もりが満ち溢れたお住まいです。

トレッキングやスキューバなど、大自然の中で過ごすことが、
ご夫婦の趣味ですが、この住まいに暮らすことが大好きで、
一日中家の中にいてもまったく飽きないんだそうです。











































このお住まいには「TOKUNAGA  STYLE」徳永順男さんの
日本のケヤキで作った椅子たちがよく似合います。
岡山県瀬戸内市牛窓に計画した「櫻山居」も土の匂いのする、
どこか懐かしい住まいでしたが、この「記憶の家」も
そんな匂いとゆったりした時間に包まれているお住まいです。

2014年6月24日火曜日

ヤマモモの実る頃



昨日、長くプランを温めている「夢の続き」のお施主様のお宅へ
小さな工事の立会いに出かけていました。
広い、本当に広い庭には色々な種類の木々が鬱蒼と茂っていますが、
丁度今の季節は「ヤマモモ」の果実が結実する時期。
写真のように深紅色の果実が古樹にたわわに実っています。














この実を狙って多種の野鳥が飛来します。
作業をしている間、木陰の庭石に腰を下ろしていると
頭上のモミジの中に小鳥達が枝に付く虫を
啄ばんでいるのが見えました。
よく見るとメジロたちでした。
こんなに群れで木々を渡っていくは初めてみました。
自然豊かな環境だからこそ、見ることが出来る風景で
ちょっと和みました。

北摂で進めている「削ぎ取られた風景」の現場では
擁壁工事がおおかた終了しました。




























コンクリートの素地が見えている部分は高さ2m程ですが
深いところは地中に2mコンクリートの擁壁が埋まってます。
つまり、高さ4mほどのコンクリート壁になっているわけです。
この擁壁工事だけで4ヶ月ほど時間がかかりました。
まだこれから5ヶ月ほど建築工事を行なう予定です。

そのお施主様と本日は神戸市東灘区の住吉川沿いの高台にある
岩盤浴専門のメーカーショールームへ伺ってきました。
建物内に岩盤浴スペースを計画しているためその内容を確認し、
どのようなタイプを導入するか検討します。


大きな住宅1棟のあちこちに岩盤浴用の設備がレイアウトしてあります。
一般の岩盤浴はベッドに横になり、身体を温めて汗をかく
デトックス効果がメインのように思われがちですが、
それ以外にもヒーリング音楽と微量の放射線を出す鉱物と組み合わせた
ソファやデイベッド・信楽焼の浴槽にパウダー状の鉱物を練りこんだものなど
多種多様にあるようですが、もともとはオーストリアのバドガシュタイン鉱石や
日本では玉川温泉がその微量放射線を利用した湯治などがルーツのようで
現代ではその鉱石に類似したものを組み込んだものが岩盤浴として
営業化されているようです。

写真のタイプは鉱石を練りこんだ半屋外の浴槽とジェットバスを組み合わせたものと
中央に敷かれたバドガシュタイン鉱石の上に横になり、上からはレインシャワーを
浴びるもの。僕にはまだよく理解できませんが、ご興味のある方は
 www.healing-relax.com へアクセスしてみてください。

他にも京都の「新しい京都時間の佇まい」は仕上げ工事が毎週打合せ、
同じ京都市伏見区のイタリアンバル「大扇食堂」は明後日、完了検査
敦賀の「linea parallela」は明日が基礎配筋検査
和歌山県新宮市では基礎が終わり、上棟前の準備
大阪市北区で工事中の「扇町公園プライマリーワン」では
意匠関係の詰め作業中です。

忙しいということは本当に有難いことです。
何事もポジティヴに考え前へ進むしかありません。。。。

2014年6月22日日曜日

食べ歩き



日曜日の夜、2ヶ月に一度くらいのペースで
日本を代表する建築家の一人「高松 伸」さんと
建築にはあまり関係のない私の数人の仲間とで、
食事会を楽しんでいます。

美味しいもの好きが6人ほど集まって、
あちらこちらと食べ歩き、仕事を忘れて
たわいもない話に盛り上がるのは
楽しいし、ストレス解消になります。














ある日偶然に鮨店のカウンターで隣同士に座ったことが
きっかけで、定期的に食事を楽しむ間柄になりました。

今回は福島にある「カモシヤ クスモト」へ伺いました。
僕も1年以上伺っていませんでしたが、
相変わらずの楠本さんの創作料理、美味しいです。




























高松さんはお酒が強いので、まったく酔うことがないようです。
羨ましい。。。僕は手にしているグラスワインで充分。
建築家という顔を離れると、とても気さくで優しく
高松トークが炸裂しますが、細かいところに気を使われ
場を盛り上げてくださいます。
僕も建築の先輩ということを離れて、
どちらかというと食べ物好きのオジサン二人組みという
感覚でお付き合いさせて頂いております。

この会も定期的になってきて、次回は9月初旬に
高松さんの故郷、島根県宍道湖産の大ウナギを食べる会に決定!
高松先生!今後も楽しい会を盛り上げてくださいね。
宜しくお願いします!

2014年6月20日金曜日

大扇食堂



色々なプロジェクトが着工し、設計者としてたくさんの決め事があり、、
追われる日々が続いています。

7月に入ると少し落ち着き、じっくりと物事を考える時間的な余裕が
出来そうです。

今月完成しなければならないプロジェクトの一つ。
京都伏見区で新築している洋食店「大扇食堂」

ご両親が経営されてた食堂の名前を残そうと、
イタリア料理のシェフである「Oさん」が計画したお店です。
外壁のイタリア製赤いモザイクタイルが目を引きます。
まだ工事中なので、写真は控えめに。。。




























店内はCGで制作していますので1カット掲載しておきます。

客席はシェフズカウンター(軽いおつまみとワインを立ち飲みで)や
テーブル席もありますが、道路側にはテイクアウト用ショーケースが置かれ
お惣菜やデザートなども販売予定です。

長くジェノヴァで修行されてたので、魚介類やジェノヴェーゼなど
本場の味が楽しめるのではないかと、密かに期待しています。

もう少しで完成しますので、きちんとお披露目します。

乞うご期待!!

2014年6月13日金曜日

第2回大人の修学旅行



先日「大人の修学旅行」第2弾を敢行しました。

目的地は三重県志摩市の小さな民宿。

僕は近鉄で「津」駅へ、東京から参加の加藤君は名古屋経由で「津」へ。
そして駅には地元の要二郎君が待っていてくれた。
いつものメンバーでのプチ旅行です。

3人揃ったところでまずは腹ごしらえと、老舗の鰻屋「新玉亭」へ。
津市は幕末の頃から鰻の養殖盛んだったようで、鰻屋さんがやたら多い。
このお店も明治28年創業という老舗の大きな鰻屋さんだが、
とにかくお客さんでいっぱい。。。。
「津の人」本当に鰻好きなんだね、要二郎君!

とりあえず「鰻丼」を食らう。。。。関西風の鰻だが美味しい。
加藤君は歴代首相の番記者をしていたので、やたらと食べるのが早い。
食べることにそんなに時間を割いてはいけない職業らしい。
もったいない。。














要二郎君の自宅訪問や映画「WOOD JOB」の舞台となった「美杉」周辺を巡り
夕刻目的地である志摩市浜島の民宿へ到着。。。

小さな入江に1軒だけポツンとある民宿です。
のどかな風景に癒されます。
要二郎君が「普通の家だよ」と話してた通り、ホンマに家だ!










































なんだか沖縄の離島にありそうな民宿です。
看板にあった「当宿はご自由に宿泊できます」と書いてあったけど
どういう意味だろう???
この民宿はお父さんとお母さんの二人で切り盛りされているようです。

まずは、お疲れでしょうからお風呂にどうぞと案内されたので、
加藤君が一番手で入ったら、「水でもないけどお湯でもない」と慌てて出てきた。
僕と要二郎もそんなことはないだろうと入ってみたけど、
やっぱり水だぞ。。。どうもお湯のスイッチを入れ忘れてみたい。
いやいや誰も怒る素振りもなく、淡々とシャワー浴びて寛ぐ。
やっぱ、みんな大人やね!


















豪華に並べられた夕食。早く食べさせて!と座り込んでる加藤君。
伊勢海老・アワビ・ムラサキウニ・サザエなどの造りが並びましたが、
このあたりは今の時期伊勢海老は禁漁のため、他の地方から
取り寄せてるそうです。アワビなどは地元産です。














こんな時間に晩御飯食べたことないというくらい早い夕食。5時です!
この時間に食べると、僕らお子ちゃま並に9時とか10時就寝に
なるんじゃないかと心配したけど、さすが人生経験豊かなオジサン達
なんだかんだと昔話をしてたら、いつもの時間に消灯!

何を話したのかほとんど覚えてないけど、
楽しかったことは間違いない。
9人いるバレー部の同期のうち、いまだインドでのプロジェクトで
頑張っているT君の他、Y君とS君だけが連絡が取れず
いつか9人全員揃って長崎で会えるよう頑張ろう!というのが
僕達の合言葉のようになっているけど、近いうちに是非実現したいものです。

翌朝、民宿のお母さんに「いつもテレビ見てます。応援してます。」と
控えめに声を掛けられた加藤君。
しかし、何処に行っても声掛けられるねえ!チョー有名人な彼でした。。
こんなところには必ずと言っていいほど「信楽のタヌキ」が鎮座してますね。
なんだか僕のお腹もそれに近づいてるような。。ヤバイぞ!














加藤君は津市で講演があるようで、要二郎君と二人
津方面へ向かいました。
僕はその日新宮で打合せがあり、特急南紀号で
尾鷲・熊野を通り和歌山県へ。
前もって特急券を買っていたのはいいのですが
乗車する前日の特急券を買って涼しい顔で乗車していたので、
またもや車掌さんに注意されてしまった。。。
先日のサンダーバードに続く2度目。

年齢ボケなのか、お疲れなのかホンマにわからん。。。
気をつけよう!

2014年6月5日木曜日

魔女が居そうな場所



今朝は最悪だった。。。。

敦賀で工事が始まる住宅の打ち合わせのため
スタッフと出かける予定で昨日、朝8時12分発「サンダーバード」の
特急券を2枚買ったのだが、今朝、何を勘違いしたのか
本来乗るべき特急に乗車せず、1本後の特急に乗ってしまった。

京都駅で待ち合わせしていたスタッフから、乗車予定の電車に
僕が乗ってないとメールが届いた。
本来乗るべき電車に乗ってないから、スタッフは京都駅から乗らずに
1本乗り過ごして待っていてくれたが、検札の車掌さんに切符を見せたら
「これ1本前の電車ですよ!それからこの電車敦賀には停まりませ~ん」と
何やってるんですか!?見たいな顔されて。。。
なんだか体中から汗が噴出して。。。
まだ、京都に着く前だったから、慌てて京都で下車した。
結局京都で30分程待って、次の特急で敦賀へ向かった。
3000円、溝に捨てたようなもんだな。。。。

なんだか疲れてるのかな、いやもう疲れているのは間違いない。
チケットを見て、プラットホームの電光掲示板を見て、時間が違うことに
気が付かないのは重症だな。。
ちょっと長めの休息取らないとヤバイっすよ。。。。

どこか遠くへ行きたい。
ぱっと飛行機に乗って、適当な国の適当な空港で降りて、
なあ~んにも考えないで、知らん街をウロウロしたいっス!

こんな街どうかな?
















































何だかいつの時代の何処の国かわからんというか
今の自分が置かれた場所とは真逆の時間が止まった
風景。。。
とても大切な心の中にあるようなモノを探しに行くような場所なのかも。。


















空からふわりと舞い降りた場所は美術館のような
生活感の無い場所、でもとても落ち着きそう。
こんなアートに囲まれた場所で日がな一日、
ボーっとするのも良いかな。。。。












照明器具を一定の間隔で並べただけなのに、
とても新鮮です。。。

もうヘロヘロで半分眠りかけながらブログ書いてるので
もう自宅へ戻ります。

ストックホルムの旧市街。。。
僕にはちょっと癒されるかなあ的スナップです。
また行きたい。。。デス

ストックホルム 旧市街(ガムラスタン)は魔女の宅急便の
モデルとなった街と言われてます。。。

2014年6月2日月曜日

空腹時の幻覚



週末、和歌山県新宮市で昨年秋に完成した
「碇を下ろしたフロートハウス」の施主Mさんご夫妻が
ふらりとアトリエに来られた。

昨年、京都で食事を一緒にした際、その店の亭主から
食に対する拘りや姿勢を聞かれたご主人は
その後、家業である黒毛和牛の肉質に対する新しい考えを
研究されることになった。
赤身肉の乾燥熟成の勉強のため、大阪に来られたのだが
少し時間が空いたということでアトリエに来られた。
私も数年前ハワイのウルフギャングで食べた熟成肉(28日間熟成)の旨みに
非常に驚いたことを記憶している。

Tボーンステーキのヒレ部分を食べてしまってから撮影した「熟成肉のステーキ」。
肉汁が飛び散って美味しそうに見えないかも知れませんが許してください。
鉄板代わりのお皿を斜めにしてサービスします。
ジュージューと音を立てながら肉汁がしたたり落ちます。
焼く際に振った塩のみで食しますが
これがまたアンガス牛の旨みを引き出してくれて美味しい!
肉の熟成は本当に難しくて、熟成を促すよい菌が
熟成庫内に住み着いてくれないと美味しい肉に変化しないようです。














私は肉食系中年なので、こんな肉をガツガツ食べるのも大好きなのですが
時には日本人らしく和食の朝ごはんもよいなあと思います。

一人住まいなので写真のような朝ごはんは夢のまた夢。。。。
単なるあこがれではありますが、こんな朝食せめて月一くらいで
食べたいですね。。。
ちょっと贅沢な正しい日本の朝食という感じでしょうか。。
































この青い器に入った塩辛なんてご飯何杯でもいけますよ!本当に。










































アオサとアゲの味噌汁なんて最高ですよ!
「旅亭 半水盧」の朝食なんですが、美味しいです。本当に!

こんな食事の写真をブログに載せるということは
僕も相当健康的な生活を欲してるということかな。
何だか妄想のような「ご飯ブログ」になってしまいましたが
健康のためにきちんと規則正しい食生活をしないとダメですね。
と言いつつ今夜も深夜0時近い食事になるんだろうなあ。。。

明日から気をつけよう!