2017年5月26日金曜日

フレンチレストラン「la forme di eternite」



奈良市花芝町で計画していたフレンチレストラン
「la forme di eternite」 
報告が遅くなってしまいましたが、今年2月にオープンしました。



































伝統的なフランス家庭料理をベースにシェフの感性で
現代的な部分も取り入れ、ワインを飲みながら
気軽にフレンチを楽しめる少しカジュアルなお店です。
オープンしてすぐに「あまから手帳」に掲載されたり、
朝日放送の「おはよう朝日です」でお店が紹介されたりと
メディアにたくさん取り上げられて頂きました。

「eternite」は靱公園のそばで10年近く営業していたフレンチレストランですが、
オーナーシェフの地元 奈良で以前からずっとやりたかった
「フレンチのカタチ」を具現化するため、この場所を見つけ
オープンしました。

お店はシェフが修行されてたフランス南西部地方の建物のイメージと
奈良という土地柄を意識して、日本的な要素も取り入れながら
空間そのものが主張し過ぎないよう、シンプルで控えめなインテリアに
仕上げました。







































また友人である徳永家具工房の徳永さんにお願いして
樹齢300年の六甲山の欅を使った無垢板テーブルと
「カンナフィニッシュ」のケヤキの椅子を用意してもらいました。
とても座り心地のよい椅子です。
座面は麻布を奈良の柿渋で染め上げ、木槌で叩いて柔らかくしたものを
使ってあります。
 
夜はアラカルトが主体なので
気軽に美味しい料理とワインを楽しめます。

奈良へお出かけの際は是非お立ち寄りください。

「la forme di eternite 」

奈良市花芝町7-2 松村ビル
☎ 0742-20-6933
      www.restaurant-eternite.com



2017年5月20日土曜日

箕面市 「風景を作る住まい」



ブログの更新が半年近く出来ず誠に申し訳ありませんでした。

スタッフ不足で多忙であるということもありましたが、
どちらかといえばブログに関しては怠慢であったかも知れません。

その間いくつかのプロジェクトが完成したり、
新しいプロジェクトがスタートしたりと
アトリエは常に前進をしております。

完成した建物はカメラマンに撮影をお願いしております。
出来上がり次第HPにアップしていきますが、
カメラマンから送られてきたプロジェクト「風景を作る住まい」の一部を
アップします。
まだすべて撮影したわけではありませんが、
私がイメージしていた通りの撮影ができたので少しうれしいです。

カメラマンは本日も京都市右京区の「嵯峨野の住まい」の撮影に入ってます。

「風景を作る住まい」は大阪府箕面市彩都の新しく開発された分譲地に
計画した建物です。

新興住宅地特有のハウスメーカーさんの住宅が立ち並ぶ中、
住み手のライフスタイルを前面に押し出した個性的な住宅です。
そこに存在することを強く主張し、新しい街の風景を創造したいと
クライアントご夫妻も私も思い続け計画した住まいです。

大阪平野が一望出来る素晴らしい条件の敷地に、
その風景を思う存分楽しみながらも、プライバシーや
室内の熱環境を考慮した省エネ対策をした建物になっています。
1枚のサイズが1m×3m厚さ3mmの大きなタイルを要所に使い
南側の眺望を生かすため、リビングダイニングは
断熱ガラスをコの字型に配置し、高さ4mの無柱空間を作りました。
そのガラスの外側にはドイツ製外付けブラインドを取り付けてあり、
夏の太陽光線を遮断し、遮熱効果を高めるように計画してあります。
その上部は展望デッキになっていて、より一層ランドスケープを
楽しむ空間になっています。










まだ一部外構工事や変更・手直し工事が残っておりますので、
すべての撮影が終了しましたら、
あらためてHP上にアップします。

どうぞ宜しくお願い致します。