2017年10月28日土曜日

樹齢300年の欅



京都右京区嵯峨釈迦堂でスケルトンリノベーションしたお住まいには
樹齢300年の欅を使った家具を納入しました。













六甲山の日本欅です。
非常に美しい木目を持ったこの欅は
徳永家具工房にお願いして制作して頂きました。
テーブルの長さは2m、幅は1.1m板厚は80mmあります。
テーブルの脚もこの欅から切り出して作りました。
オーバル(楕円)形に作った足4本だけで、
分厚いテーブルを支えています。
その足の木目が本当に素晴らしいのです。

何かこの木のパワーを存分に感じさせる
特別のオーラがあります。
「生き物」のようなエネルギーを発散しています。

























































このテーブルに合わせる椅子もすべて
日本欅で作って頂き、座面は「雁皮」と呼ばれる
貴重な和紙を編んで頂きました。
このお住まいは床、壁、天井、すべて自然素材を使ってあり、
玄関ドアを開けるとどこか懐かしい匂いがします。



















玄関ホールは天井を取り去り、間接照明を仕込み
米松のルーバーから、暖かい光が零れます。
ギャラリーには徳永さんの椅子を1脚ディスプレイしてあり
麻スサ入りの京錆じゅらく壁には手すき和紙のパネルを飾ってあります。
床は青森の十和田石。

全体が優しさに包まれた穏やかなお住まいです。


2017年10月24日火曜日

超高層階からの眺め


少し落ち着いたので、ブログを更新します。

アトリエではいくつかのプロジェクトが並行して進行しています。

その一つがこのタワーマンション・ペントハウスの改修工事。
改修といってもリノベーションではなく、
新築中の集合住宅の間仕切りや仕上げを変更してもらい
あらたに色々な設備を追加する工事です。

今回はデベロッパーや施工会社の方々の多大な協力を得て
思い切ったデザイン変更が出来ました。

まだ工事は終わったわけではなく、現在色々な仕上げ材を制作中。

最終的に施主様のご了解を頂かないと公表は出来ませんが、
CGも渾身の力を注いで、イタリア人CGクリエーターが制作中です。

先日内覧会がありましたので、
そのフロアへ変更工事の確認に行ってきましたが
さすがに眺望は素晴らしいですね。

街の眺望は掲載出来ますので、せめてそれだけでもUPします。

まずは梅田方面の夜景。この垂直方向の立体感がすごいですよね!













東方面。阪神高速が真っ直ぐ伸びていきます。













南側。遠くにハルカスが見えます。眼下には御堂筋。
夜はイルミネーションがきれいです。













12月には完成する予定ですが、1年以上前から進めてきたこの仕事、
かなりの頻度で東京の家具メーカーに打合せに出かけたり、
インテリアの小物選びからファブリックまでクライアントとずっとあれこれ
相談しながら進めてきたプロジェクトです。