2018年1月31日水曜日

「和」のかたち




「嵯峨野別墅」のお住まいから数百メートル離れた、ご友人のお宅。

庭には桜の古木が枝を広げ、竹林の向こうには嵐山を望みます。



























リノベーションプランを考えてプレゼンテーションするように依頼されています。

期限は桜が満開になるまで。。。。

昨年10月下見に伺ってから、あれこれと悩んでいます。
一度プランを完成させたのですが、何だか納得がいかず、
白紙に戻して再思考。

自由にプレゼンしてくださいと言われているだけに、
納得がいかないものは当然提出出来ません。

同じ和のテイストでありながら「嵯峨野別墅」のインテリアデザインとは
異なるデザインにしなければ、それぞれのクライアントに申し訳がない。

そんな事を考えながら、時間だけが過ぎていきます。

他にもこの場所から1キロも離れていない場所で、
別の大規模プロジェクトが進行しています。

全てが和テイストであることから、しっかりしたコンセプトを構築する必要があります。
その考え方に基づいて、ブレないように基本デザインを進めていく。

気を引き締め、
それぞれのクライアントに喜んで頂ける内容にしなければなりません。。が、
あと二人分身と時間が欲しい。


2018年1月12日金曜日

美しい住まいをデザインするツール




イタリア製のキッチンや家具を使った
戸建て住宅の大規模なリノベーションを進めています。

以前設計監理を担当したクライアント様のご紹介です。

大幅な改装となるため、現状の空間の痕跡は無くなってしまいますが
元々生活空間ではないスペース(といってもかなり広い空間です。)を
使っての大胆な改装です。

設計にはかなり時間をかけて打合せを重ねてきましたので、
コンピューターグラフィックスで作り上げる完成予想図は
写真のようなリアル感があります。

このようなCGを使って設計を進めていくのが
私どものアトリエの特徴です。
無論模型も作りますが、
リノベーションの場合はCGの方がよりわかりやすいようです。

これは完成CGではなく、これを元に細部を打合せして
より一層満足のいくデザインに仕上げていきます。













ソファはMinotti社のもです。













スタジオ クランツォは日々進化しています。







2018年1月6日土曜日

新たな飛躍



新年明けましておめでとうございます。

アトリエは昨年色々なことがあった1年でしたが、
静かに新しい年を迎えることが出来ました。

今年はスタジオクランツォにとって
大きな変化が生まれる年になるかもしれません。

ただ、自分からあれこれ動くのではなく、
流れに身を任せてみようと思っております。

自分なりに色々な経験も積んできました。
若い頃は積極的に動いて道を切り開くことが
生き甲斐でもあり、それなりに達成感もありました。

年齢を重ねていくうちに、調和ということを考えるようになり、
自分が前に出るのではなく、後ろで控える方が、
上手くいくことはたくさんあると思うようになりました。
それは年齢的な経験値から導いた答えかも知れません。

アトリエは一昨年辺りから、海外との交流が増えてきました。
中国本土に足を踏み入れ、その土地の方とも色々と話をしたり
勢いのある建築の現場を見せて頂く機会もありました。

そんな中で海外クライアントの仕事をさせて頂き、
少しずつ私に何が必要なのか見えてきました。

今年は焦りはしませんが、ゆっくりと構え
もう少し広い世界に飛び出したいと思っております。

新しい変化が生まれるようでしたら、
随時ご報告させて頂きますので
何卒、スタジオクランツォを温かく見守って下さいますよう
宜しくお願い申し上げます。

中国の若い仲間達。江蘇省蘇州市「張家港」にて。